鴨川流域土地改良区太陽光発電施設
地区の概要
本地区は、高島市の南部に位置し、琵琶湖へ流下する一級河川の安曇川、鴨川、和田打川等の下流沿岸一帯の地域であり、高島市の中でも農業生産条件が比較的良い湖岸地区で、米と麦、大豆を組み合わせた土地利用型農業を展開している。
今回、太陽光発電施設を設置する農業水利施設(揚水機場)は、琵琶湖総合開発事業による湖水位低下に対処する農業用水の水源を琵琶湖に求めて、S52~H8に県営かんがい排水事業で整備されている。
事業の目的
農業水利施設(揚水機場)を活用した太陽光発電施設の整備により農村地域の低炭素化社会実現を図る。また、太陽光発電施設の整備を契機に環境に優しい地域づくりを進めることや環境学習の場として太陽光施設を活用とした環境学習等の取組を活発化させて行くことを目的とする。
また、太陽光発電による売電収入を当該農業水利施設等の維持管理費に充当することにより、関係農家負担の軽減を図っていく。
発電施設の概要
・設置面積 780㎡
・設置勾配 20度
・パネル方位角 真南から西へ23度
・太陽電池モジュール 242w/枚
・モジュールの枚数 200枚
・パワーコンディショナー 10kw×5台
・太陽電池容量 48.4kw
・年間予測発電電力量 47,485kwh
・実施事業名 県営農村地域再生可能エネルギー施設整備事業
・事業費 30,135,000円(国:50% 県:25% 市:15% 改:10%)
・工事工期 平成27年1月29日 ~ 平成27年11月30日